2015年4月12日日曜日

学校給食でのご飯と牛乳の組み合わせについて

多くの方から、私は「学校給食の牛乳廃止論者」と誤解されているようなのですが、「白いご飯と牛乳の組み合わせをやめさせたい」派です。
牛乳でカルシウムを!というのであれば、別の時間にするなどでも良いし、日本の食文化を大切にしたいとの思いです。

議会質問ではそのようなつもりで発言したのですが、どうしてそう思われているのかと思ったら、議会だよりを見てでした。

写真入りで、シンプルで見やすい。なるほど、牛乳廃止論者にも取れる(^_^;)
議会での発言は後に掲載しますが、議会だより編集委員を4年間やってきましたが、再度見ると、もう少し別な見せ方にするべきだったと反省です。

この目が行きやすかったためか?昨年度の2月議会、1年前の掲載内容ですが、牛乳について賛否を皆様から伺うことがあります。

友人からは、お子さんが学校で「牛乳いる、いらない」でディベートをするから情報が欲しいとの相談も。
ちょっと難しい内容かとも思いましたが、情報提供したら・・・ディベートで連敗をストップできたそうです。内容はともあれ、連敗ストップのお役に立てて良かった。



今は小学生からディベートをするんですね。私が大学でディベートをした時はそれでも珍しい時代だったのですが・・・ディベートもやりすぎると理屈っぽく生意気になるので、ほどほどにですが。自戒(^_^;)


以下に牛乳に関連した質問を議事録より抜粋したものを紹介します。

2014年3月7日議事録

【6番 見上万里子議員 登壇】

(2)学校給食についてです。
平成25年12月、「和食;日本人の伝統的な食文化」がユネスコ無形文化遺産に登録されました。
世界の皆さんに和食が知られることはうれしいことですが、遺産として保護しなければならないということを考えると、現代の食は、海外の影響を多く受け、食材や調理方法に至るまで、和食と言えるものが少なくなってきているように感じます。

 先日、地方卸売市場を考える議員の会で、学校給食についての勉強会を行いましたが、児童生徒の人気メニューにカレーナンやビビンバなどが入っていることに驚きました。

全国的に学校給食のメニューがどうなっているのかを調べてみましたが、その地域の特性を生かしたものや、主食と主食の組み合わせのような不思議なものまでいろいろありました。

秋田市のメニューは、米飯も週4回あり、工夫されていると思いますが、毎年行われている全国学校給食甲子園の入賞メニューを見ると、秋田の郷土料理などのメニューがもっとあってもよいのではと感じます。
学校給食法に定める学校給食の目標は7つありますが、その六つ目に、「我が国や各地域の優れた伝統的な食文化についての理解を深めること。」とあるとおり、子供の好みに合わせるよりも、食育の観点を重視してはと考えます。

  また、最近、ある地域の学校給食に関しておいしくなくなったとの話を多く聞くことがありました。いろいろと調べてみましたが、今までとメニューが変わったわけではないのにもかかわらず、そんな声を多く聞くようになったのは、二つの学校を共同で調理業務委託したことに伴い、調理量の変化や調理者が変わったことなどにより、味加減が変わったとしか考えられませんでした。

調理のおばさんがかわったと寂しそうに言っていたと、ある生徒の親から聞きました。

子供というのは、そんなちょっとの変化も敏感に感じ取ってしまうものかと、教育行政の難しさをかいま見たときでもあります。学校給食は児童生徒の楽しみの一つでもあり、また、食を学ぶ大切な時間です。食を楽しみ、食文化を守ってほしいという観点からお伺いします。

 ア、日本が誇る食文化を守るためのメニューを考えるべきと思うがどうか、お尋ねします。


 学校給食の歴史を見ますと、秋田では明治20年ごろには仙北の小学校で、貧困児童のために給食が始められています。また、現在では、米飯給食の回数をふやすことや、地産地消に対する取り組みなどが行われており、学校給食を大切に考えるのが秋田の風土ではないかと感じています

戦後、栄養摂取の観点からミルクが取り入れられ、昭和31年には、米国余剰農産物に関する日米協定等の調印により、学校給食用として、小麦粉10万トン、ミルク7,500トンの贈与が決定されました。
そして今、飽食の時代となり、秋田市においても、平成25年度の学校保健統計によると、小学生の肥満児の割合は、男子で9.8%、女子で7.5%となるなど、栄養摂取というよりも、バランスのとれた食生活をすることに重きを置くべきであり、それに見合ったメニューを提供するべきと考えます。

特に、パンと牛乳の組み合わせはわかるのですが、御飯と牛乳の組み合わせに、私は違和感を覚えます。京都市教育委員会では、小学校給食で和食の比率を上げるため、検討委員会を来春に設立する方針であり、その中で一緒に出される牛乳の取り扱いについても検討するとしています。
以前、小学校の給食の時間に同席させてもらったとき、児童が御飯を口に入れた次の瞬間、ストローで牛乳を飲み、御飯を流し込むように食べたことに私は驚きました。

米どころの秋田としても、御飯をおいしく食べるために、いま一度考えるべきではないかと思います。

そこで、イ、米飯給食に牛乳の組み合わせはやめ、日本茶などメニューに合わせた飲み物にするべきではないか、お尋ねします。

○教育長(越後俊彦)
(2)の学校給食についてのア、日本が誇る食文化を守るためのメニューについてであります。本市では、平成23年度から学校給食における米飯給食の実施回数を週4回とし、ジュンサイのすまし汁や秋野菜の煮物など、しゅんの食材を生かした季節感のある和食のメニューを取り入れているところであります。今後も、ふるさとへの関心を高め、愛着を深める郷土料理を積極的に取り入れるなど、学校給食を通した秋田の食文化の継承に努めてまいります。

次に、イの米飯給食に牛乳の組み合わせをやめ、日本茶などの飲み物を取り入れることについてであります。学校給食法で定められた学校給食摂取基準においては、小中学生に不足しがちな栄養素であるカルシウムについて、一日の必要量の50%を学校給食で給与すべきとされており、同基準の策定に当たった調査研究協力者会議では、カルシウムを摂取するための食品として牛乳を推奨しております。本市においても、成長期における子供たちにとって、カルシウムなどの栄養を効率よく摂取できる牛乳は、学校給食のメニューに不可欠な食品であると考えております。

【再質問】
○6番(見上万里子) お気持ち重々わかりながら質問して大変失礼だとは思いますが、そこをちょっとはっきりさせたかったので質問させていただきました。

 次に、教育についての2の(2)のイ、学校給食の牛乳というのは、全国的にも、今、いろいろなお話になっております。
まず学校給食の基準についても、昨年、国の告示で変わってきておりまして、基準値は確かに先ほど御答弁にありましたとおり50%ということなんですが、目標値、今まで定められていたものがまず廃止になったというところで、国もそこら辺はだんだんと柔軟な対応をする方向なのかなと私は理解しているんです。カルシウムイコール牛乳ではないと思うんです。
そこのカルシウムという部分に関しての学校給食のあり方というのは、このまま50%を頑として守るというような方向なのでしょうか。

○教育長(越後俊彦) 今おっしゃられたように、基準はあくまでも目標といいますか、基準ということで、今までやってきているわけですが、当然、子供たちにとってカルシウムをしっかりとるということは非常に大事なことであります。
一日に大体必要とされるカルシウムは800ミリグラムから1,000ミリグラムなんですね。そうすると、その約半分というと、大体400から500ミリグラムを摂取すると。
牛乳は、実は1本で200ミリグラム摂取できるんですね。これだけの量を、ほかの食材にも当然カルシウムはあるわけでありますが、それだけのカルシウムを子供たちの健康のためにとるというのは、調理上というか、献立上非常に難しいというのがまず一つございます。
それからもう一つは、牛乳の場合には摂取吸収率が非常によくて、ほかの野菜とかよりも数段上だと、こう言われておりまして、そういう意味からも、やはり今のところ、牛乳というのはカルシウム摂取、子供たちの健康のためにとることは非常に大事だと思っています。

もう一つは、いろんな調査会議の調査によりますと、給食のない日の子供たちの摂取量というのは、確実にカルシウムが足りなくてだめだというような調査も出ておりまして、牛乳にこだわるわけではありませんが、今の段階では、やはり牛乳に主に頼らざるを得ないということであります。

なお、今後いろいろ研究されていく中で、牛乳に頼らなくても、子供たちの健康のためにとれるような状況になれば、また変わってくることはあり得るだろうと、こう思っております。